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孔子の論語

孔子の論語について

『論語』は、「こうしなさい」という厳しい命令集ではありません。孔子とその弟子たちの対話を通して、**「どうすれば自分も周りも幸せに、そして自分らしく成長していけるか」**というヒントがたくさん詰まった、温かい知恵の書です。

子供たちが自分自身の「内なるダイアモンド(仏性)」を磨き、日々の生活の中で実践できるよう、テーマ別に分かりやすい現代語(こども訳)と、保護者・指導者向けの解説を添えて書き出してみます。

子供たちのための『論語』の教え
【学びのテーマ】 知ることの楽しさと大切さ

1.「知る」ってどういうこと?

原文: 是を知るを是を知ると為し、知らざるを知らずと為せ。是れ知るなり。
(これを知るをこれをしるとなし、しらざるをしらずとなせ。これしるなり。)

こども訳:
「これは知ってる!」「これはまだ知らないから、教えて!」って、正直に言えること。それが本当の「知っている」っていうことなんだよ。「知らない」って言うのは、恥ずかしいことじゃない。これからもっと賢くなれる、最初のすごい一歩なんだ!

先生・おうちの方へ:
これは「無知の知」として知られる教えです。子供が「わからない」と言ったときに、「どうしてわからないの?」ではなく、「そっか、一緒に考えてみよう!」「『わからない』って言えるのは勇気がある証拠だね」と受け止めることが、知的好奇心と心理的安全性を育みます。これは自己探求ミッションにおける「自分をありのままに知る」第一歩です。

【心のテーマ】 まちがいとの向き合い方

2.まちがえちゃっても大丈夫!

原文: 過ちては則ち改むるに憚ること勿れ。
(あやまちてはすなわちあらたむるにはばかることなかれ。)

こども訳:
だれだって、まちがいはするよ!大切なのは、「あ、まちがえちゃった!」って気づいたら、「ごめんなさい」って謝ったり、「次はこうしてみよう!」って考えたりすること。まちがいを直そうとする心は、ものすごくカッコいい勇気なんだ。

先生・おうちの方へ:
失敗を恐れる心を解き放つ、非常に重要な教えです。「すごいぞ!探偵」アクティビティで「結果」だけでなく「挑戦した勇気」を褒めるのと同じで、失敗そのものを責めるのではなく、そこから学ぼうとする姿勢を価値あるものとして捉えましょう。これが**「グロース・マインドセット(成長思考)」**を育む鍵となります。

【思いやりのテーマ】 もしも自分だったら…?

3.友だちを大切にする魔法の言葉

原文: 己の欲せざる所、人に施すこと勿れ。
(おのれのほっせざるところ、ひとにほどこすことなかれ。)

こども訳:
自分がされたら「いやだな」「悲しいな」って思うことは、お友だちにもしない。たったこれだけを守れたら、君はもう、周りの人をすごく大切にできる「優しさの達人」だよ。

先生・おうちの方へ:
これは思いやりの根幹をなす教えです。子供同士のトラブルがあった際、一方的に「あなたが悪い」と決めつけるのではなく、「もし自分が同じことをされたら、どんな気持ちになるかな?」と、相手の立場になって考えることを促す声かけが効果的です。これは社会性ミッションにおける共感力(エンパシー)を育てる基本となります。

【自分を育てるテーマ】 学びと考える、最強のコンビ!

4.かしこくなるための2つの翼

原文: 学びて思わざれば則ち罔し。思いて学ばざれば則ち殆うし。
(まなびておもわざればすなわちくらし。おもいてまなばざればすなわちあやうし。)

こども訳:
本を読んだり、話を聞いたりするだけ(学び)で、「これってどういうことだろう?」って考えないと、本当には身につかないんだ。逆に、自分の頭の中だけで考えて(思う)、本を読んだり調べたりしないと、ひとりよがりになっちゃうかも。「学ぶこと」と「考えること」、この2つは最強のコンビなんだ!

先生・おうちの方へ:
インプットとアウトプット、知識と知恵の関係を示しています。子供が何かを学んだら、「それについてどう思った?」「面白いと思ったのはどこ?」と問いかけ、自分なりに意味づけをする手助けをしましょう。プログラムで言う**「観察者効果」**のように、ただ情報を受け取るだけでなく、自分で意味を見出すことで、学びは深く定着します。

【仲間とのテーマ】 同じ気持ちの仲間がいるって、最高!

5.仲間がいるって、なんて楽しいんだろう!

原文: 朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや。
(ともありえんぽうよりきたる、またたのしからずや。)

こども訳:
同じ「好き」を持っていたり、「面白いね!」って言い合えたりする仲間(朋)が、近くにいても、遠くにいても、一緒にいるとすっごく楽しいよね!学び合える仲間がいるって、最高の宝物なんだ。

先生・おうちの方へ:
ここで言う「朋」とは、単なる遊び友達ではなく、志や興味を同じくする仲間を指します。子供が夢中になっていること(ゲーム、昆虫、絵を描くことなど)を共有できる友達の価値を伝え、「好きなことが同じ仲間がいると、もっと楽しくなるね」と肯定してあげましょう。これは、互いを尊重し合う**「和して同ぜず」**の精神にも繋がります。

まとめ

これらの教えを伝える際に最も大切なのは、親や先生が「完璧なお手本」になることではなく、子供と一緒になって「どういうことなんだろうね?」「お母さんも時々忘れちゃうけど、大切だよね」と、共に学ぶ姿勢を見せることです。

『論語』の言葉をきっかけに、日常の出来事を親子で振り返り、対話する時間を持つこと。それ自体が、子供の自己肯定感を育み、社会性を養い、学びへの意欲を引き出す、素晴らしい**「コズミック・ポテンシャル・プログラム」の実践**となるはずです。

子供たちが論語から学ぶべき3つの「心」と1つの「力」

お子様が『論語』を学ぶ上で、特に意識していただきたい重要なポイントは、単に言葉を暗記することではなく、子供たちの心の中に「人として生きていくための大切な軸」を育てることにあります。

これまでの対話を踏まえ、その軸を育てるために特に重要なポイントを、大きく3つの「心」と、それら全てを貫く1つの「力」にまとめてみました。


子供たちが論語から学ぶべき3つの「心」と1つの「力」

1.自分をみつめる心(自己理解と誠実さ)

これは、自分自身の内側に正直になる心です。

  • 「知らない」を言える勇気: 「これを知っているかい?」と聞かれた時に、知ったかぶりをせず、「知らないよ、教えて!」と素直に言えること。(例:「これを知るをこれを知ると為し、知らざるを知らずと為せ。これ知るなり」)
  • 「ごめんなさい」が言える素直さ: 自分が間違えたと気づいた時に、言い訳をせず、「ごめんね」と言って、次から気をつけようと思えること。(例:「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」)

なぜ重要か?
自分に正直になることは、自信の第一歩です。わからないことを認められる子は、そこから本当に「知る」ことができます。失敗を認められる子は、失敗を恐れずに挑戦できるようになります。これは、**「誠実さ」と「自己肯定感」**の土台となります。

2.相手を思いやる心(仁・思いやり)

これは、自分の外側にいる他者へ心を向ける力です。『論語』の中心的な教えである**「仁」**の心です。

  • 「自分がされたら、どう思うかな?」と考える想像力: 何かを言ったりしたりする前に、「もし自分がこれをされたら、嬉しいかな?悲しいかな?」と相手の立場に立って考えること。(例:「己の欲せざる所、人に施すこと勿れ」)
  • 相手を安心させる優しさ: 困っている友達に声をかけたり、お手伝いを頼まれた時に笑顔で応えたりすること。自分の行動や表情が、周りの人を温かい気持ちにさせることを知ること。(例:「色難し」)

なぜ重要か?
この想像力こそが、いじめをなくし、温かい人間関係を築くための基本です。相手の気持ちを考える習慣は、**「共感力」や「社会性」**を育て、生涯にわたって良好な友人関係や家族関係を築く力になります。

3.学びつづける心(知的好奇心と成長)

これは、自分を常に新しくしていく、しなやかな心です。

  • 「なぜ?」「どうして?」を楽しむ好奇心: ただ教えられたことを覚えるだけでなく、「どうしてそうなるんだろう?」と考え、自分で調べてみようとする探究心。(例:「学びて思わざれば則ち罔し」)
  • 「みんなが先生」と思える謙虚さ: お友達のすごいところを見つけて真似てみたり、誰かの失敗から「自分も気をつけよう」と学んだりすること。年齢や立場に関係なく、誰からでも学べると知ること。(例:「三人行けば必ず我が師有り」)

なぜ重要か?
これからの時代、答えのない問いに立ち向かう力が必要になります。「学び続ける心」は、変化を恐れず、生涯にわたって成長し続けるためのエンジンとなります。いわゆる**「探究心」や「成長マインドセット」**の源です。


【最も重要】4.「知っていること」と「できること」をつなげる力(実践)

そして、上記3つの心を束ねる最も重要なポイントがこれです。

『論語』の言葉を「知っている」だけでは、クイズに強い子になるだけです。大切なのは、知った言葉を**実際の生活の中で「使ってみる(やってみる)」**ことです。

  • 「ごめんなさいって言うのが大事って知ってる」と「カッとなったけど、勇気を出してごめんなさいって言えた」の間には、大きな違いがあります。
  • 「人に優しく」と知っている子が、実際に泣いている友達のそばに行ってあげられるかどうかが、本当の学びです。

なぜ重要か?
この**「実践する力」こそが、知識を「生きる知恵」**に変える唯一の方法です。子供たちが『論語』の言葉を、お守りのように心に持ち、困った時や迷った時に「あ、孔子様はこう言ってたな。よし、やってみよう!」と思えるようになること。これが、私たちが目指すべきゴールです。

まとめ

大切なポイント かんたんに言うと… 育まれる力
1.自分をみつめる心 自分に正直でいること。「知らない」「ごめんね」が言える。 誠実さ、自己肯定感
2.相手を思いやる心 「自分がされたらどう思う?」と考えること。 共感力、社会性
3.学びつづける心 「なぜ?」を楽しみ、誰からでも学ぼうとすること。 探究心、成長マインドセット
4.実践する力 知っている言葉を、勇気を出して使ってみること。 生きる知恵、問題解決能力

これらのポイントを意識して関わることで、『論語』は単なる古典の勉強ではなく、子供たちが未来を豊かに生きるための**「人生のコンパス」**となるでしょう。

子供向けの論語の現代語訳の具体例

 

子供向けの『論語』現代語訳の具体例(ひらがな読み付き)

1.自分に正直になるための言葉

【原文と読み方】
子(し)曰(いわ)く、これを 知(し)るをこれを 知(し)ると 為(な)し、 知(し)らざるを 知(し)らずと 為(な)せ。これ 知(し)るなり。
(原文:子曰、知之為知之、不知為不知、是知也。)

【子供向けの現代語訳】
「知らない」って言えるのが、本当の「知っている」への第一歩だよ。

【子供たちへの伝え方】
「学校の授業や、お友達との話で、知らないことが出てきた時に『知らない』って言うの、ちょっと恥ずかしい時もあるよね。でも孔子様は、『知らないことを、知ったかぶりしないことこそが、本当に賢くなるためのスタートなんだよ』って教えてくれているんだ。わからないことを『教えて!』って言える勇気、とっても素敵だね。」


2.失敗を乗り越えるための言葉

【原文と読み方】
子(し)曰(いわ)く、 過(あやま)ちては 則(すなわ)ち 改(あらた)むるに 憚(はばか)ること 勿(なか)れ。
(原文:子曰、過則勿憚改。)

【子供向けの現代語訳】
「ごめんね」を言えたら、もう半分成功! 次はきっとうまくいくよ。

【子供たちへの伝え方】
「何か失敗しちゃった時、『しまった!』って思うよね。でも、大切なのはその後。『ごめんね』って素直に謝ったり、『次はこうしてみよう!』って前を向いたりすること。孔子様は『失敗は誰にでもある。大事なのは、間違いに気づいたら、ためらわずにやり直すことだよ』って応援してくれているんだ。失敗は、君が成長している証拠だよ。」


3.思いやりの心を育てるための言葉

【原文と読み方】
己(おのれ)の 欲(ほっ)せざる 所(ところ)、 人(ひと)に 施(ほどこ)すこと 勿(なか)れ。
(原文:己所不欲、勿施於人。)

【子供向けの現代語訳】
もし自分がされたら、どんな気持ちかな?って考えてみよう。

【子供たちへの伝え方】
「お友達におもちゃを貸してあげようか迷った時、何か言おうと思った時、一瞬だけ心の中で立ち止まってみよう。『もし自分がこれをされたら、嬉しいかな?悲しいかな?』って。自分がされて嫌なことは、お友達にもしない。これが、みんなと仲良くなるための、一番大事な魔法のルールだよ。」


4.みんなから学ぶための言葉

【原文と読み方】
子(し)曰(いわ)く、 三人(さんにん) 行(ゆ)けば、 必(かなら)ず 我(わ)が 師(し) 有(あ)り。
(原文:子曰、三人行、必有我師焉。)

【子供向けの現代語訳】
どんなお友達にも、君が学べる「すごいところ」がきっとあるよ。

【子供たちへの伝え方】
「君の周りには、絵が上手なお友達、足が速いお友達、いつも優しいお友達、いろんな子がいるよね。孔子様は『誰といても、その人から必ず何かを学べるよ』って言っているんだ。あの子の素敵なところはどこかな?って探してみよう。みんなが君の先生になってくれるよ。」


5.自分も相手も大切にするための言葉

【原文と読み方】
君子(くんし)は 和(わ)して 同(どう)ぜず。
(原文:君子和而不同。)

【子供向けの現代語訳】
みんなと仲良く、でも自分の「好き」や「考え」も大切にしていいんだよ。

【子供たちへの伝え方】
「周りのみんなが『Aがいい!』って言っていても、もし君が『Bがいいな』と思ったら、その気持ちを大切にしていいんだよ。本当の仲良しは、みんなが全く同じ意見になることじゃない。お互いの『違うところ』を認め合って、『君はそう思うんだね!』って言い合えること。自分を大切にしながら、みんなと心を合わせる。それができたら最高にかっこいいね。」


このように読み方を添えることで、お子さんたちが原文の持つリズムや響きにも親しむきっかけになれば幸いです。

子供たちのための『論語』の教え(追加の具体例)

今回も「こども訳」と、その教えをどう活かすかの「先生・おうちの方へ」のヒントをセットにしました。


子供たちのための『論語』の教え(追加の具体例)

【やり抜く力のテーマ】 最後までがんばる心

1.ゴールはすぐそこにあるかも!

原文: 譬えば山を為るがごとし。未だ一簣を成さざるも、止むは吾が止むなり。
(たとえばやまをつくるがごとし。いまだいっきをなさざるも、やむはわがやむなり。)
※一簣(いっき)=もっこ一杯分の土

こども訳:
山をつくるみたいに、あとたった一杯の土を運べば完成するのに、「もうやーめた!」ってやめちゃうのも自分。逆に、まだ始めたばかりで一杯しか運んでなくても、「よし、やるぞ!」って続けるのも自分なんだ。ぜんぶ自分で決められる。あとちょっとでゴールかもしれないから、あきらめないで進んでみよう!

先生・おうちの方へ:
これは「九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)」という有名な言葉の元になった一節です。宿題やお手伝い、パズルなどで子供が「もう疲れた」と投げ出しそうになった時に使えます。「結果」ではなく、「続ける」という選択をしている自分自身の意志の力に気づかせることがポイントです。「やめるのも、続けるのも、君が決められるんだね。続けると決めた君はすごい!」と、子供の自己決定を尊重し、そのプロセスを褒めることで、粘り強さ(グリット)と自己効力感が育まれます。


【家族への思いやりのテーマ】 「ありがとう」の本当のかたち

2.一番のプレゼントは「にこにこ顔」

原文: 子夏、孝を問う。子曰わく、色難し。
(しか、こうをとう。しのたまわく、いろかたし。)

こども訳:
お父さんやお母さん、おうちの人のお手伝いをするとき、一番大切なプレゼントってなんだと思う? それはね、「笑顔」や「優しい顔」でやることなんだ。「えー、めんどくさいな…」って顔をするんじゃなくて、「いいよ!」ってにこにこしながらやると、頼んだ人も、もっともっと嬉しい気持ちになるよ。君の優しい顔が、最高のプレゼントなんだ。

先生・おうちの方へ:
「孝行」について問われた孔子が「(常に和やかな)表情を保つことが最も難しいのだ」と答えた場面です。子供が義務感から不満そうに手伝うことがあるかもしれません。そんな時、「やりなさい」と叱る代わりに、「どんな顔でやると、お母さん嬉しいかな?」と考えてもらうきっかけになります。行動だけでなく、その裏にある**「心」や「感情」の大切さを教える絶好の機会です。これは、自分の感情が相手に与える影響を学ぶ、高度な社会性(ソーシャルスキル)**の訓練にもなります。


【学びの姿勢のテーマ】 みんなが君の先生だ!

3.すごいところを見つける天才になろう

原文: 三人行けば、必ず我が師有り。
(さんにんゆけば、かならずわがしあり。)

こども訳:
3人でお散歩していたら、その中に必ず君の「先生」がいるんだよ。お友だちの「字がきれいだな」っていうすごいところを見つけて「真似してみよう!」と思ったり、誰かの失敗を見て「自分はこうならないように気をつけよう」と思ったり。良いところも、良くないところも、全部が君を成長させてくれる「お手本」になるんだ。

先生・おうちの方へ:
他者から学ぶ謙虚な姿勢を教える言葉です。「すごいぞ!探偵」アクティビティを、自分だけでなく他者にも向ける練習になります。「今日、〇〇ちゃんのどんな『すごい!』を見つけた?」と問いかけることで、子供は他者を尊敬し、良い点を積極的に見つけようとするポジティブな観察眼を養います。これは、他者へのリスペクトと、どこからでも学べるという柔軟な学習意欲を同時に育むことに繋がります。


【自分らしさのテーマ】 自分の「好き」と、みんなの「好き」

4.自分を大切にしながら、みんなと仲良く

原文: 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。
(くんしはわしてどうぜず、しょうじんはどうじてわせず。)

こども訳:
本当に素敵な人っていうのは、みんなとワイワイ仲良くできるけど、自分の「好き」や「こう思う」っていう気持ちをちゃんと持っている人。周りに合わせて、本当は好きじゃないのに「好き」って言ったりはしない。「君はそれが好きなんだね、ぼくはこれが好きだよ!」って、お互いの違いを認め合える。それが本当の「仲良し」なんだよ。

先生・おうちの方へ:
同調圧力に負けず、自分の軸を持つことの大切さを教える、非常に重要な言葉です。子供が「みんなが持ってるから欲しい」「みんなと違うから嫌だ」と言った時に、「そっか、みんなと一緒だと安心するよね。でも、君が本当に好きなものは何?」と、子供自身の**「内なるダイアモンド(仏性)」に問いかけることができます。「自分らしさを大切にしながら、相手のらしさも尊重すること」が真の調和であると伝えることで、子供の自己肯定感と多様性を受け入れる心**を育みます。


これらの言葉を、子供が何かを成し遂げた時や、逆に悩んでいる時に、そっとプレゼントするように伝えてみてください。『論語』が、親子の対話を豊かにし、子供の内なる力を引き出す素晴らしいツールとなることを願っています。

論語一覧

📚 孔子こうしの論語ろんご ジャンル別べつ一覧いちらん

🎓 学習がくしゅう・勉強べんきょうについて

学而時習之、不亦説乎

  • 読よみ: がくじじしゅうし、またよろこばしからずや
  • 現代げんだい訳やく: 勉強べんきょうしたことを何度なんども練習れんしゅうして覚おぼえる。これってとっても楽たのしいことだよね!

学而不思則罔、思而不学則殆

  • 読よみ: がくしてしわざればくらし、おもいてがくばざればあやうし
  • 現代げんだい訳やく: 勉強べんきょうだけして考かんがえないとよく分わからない。考かんがえるだけで勉強べんきょうしないのも良よくないよ。

知之為知之、不知為不知、是知也

  • 読よみ: これをしるをこれをしるとし、しらざるをしらずとす、これちなり
  • 現代げんだい訳やく: 知しっていることは「知しってる」、知しらないことは「知しらない」と正直しょうじきに言いう。これが本当ほんとうの賢かしこさだよ。

敏而好学、不恥下問

  • 読よみ: びんにしてがくをこのみ、かもんをはじず
  • 現代げんだい訳やく: 頭あたまがよくて勉強好べんきょうずきで、年下としした・目下めしたの人ひとに質問しつもんするのも恥はずかしがらない。

学如不及、猶恐失之

  • 読よみ: まなぶことおよばざるがごとく、なおこれをうしなわんことをおそる
  • 現代げんだい訳やく: 勉強べんきょうは「まだまだ足たりない」と思おもって、忘わすれないように気きをつけよう。

👥 友達ともだち・人間関係にんげんかんけいについて

有朋自遠方来、不亦楽乎

  • 読よみ: ともあり えんぽうよりきたる、またたのしからずや
  • 現代げんだい訳やく: 遠とおくから友達ともだちが遊あそびに来きてくれる、なんて嬉うれしいことだろう!

三人行、必有我師焉

  • 読よみ: さんにんゆけば、かならずわがしあり
  • 現代げんだい訳やく: 3人にんでいると、必かならず誰だれかから何なにかを教おそわることができるよ。

朋友数、斯疏矣

  • 読よみ: ほうゆうしばしばすれば、ここにうとんず
  • 現代げんだい訳やく: 友達ともだちに何度なんども文句もんくを言いうと、嫌きらわれちゃうよ。

益者三友、損者三友

  • 読よみ: えきしゃさんゆう、そんしゃさんゆう
  • 現代げんだい訳やく: いい友達ともだちが3種類しゅるい、よくない友達ともだちも3種類しゅるいいるよ。正直しょうじきで、優やさしくて、物知ものしりな友達ともだちがいいね。

💝 思いやり・やさしさについて

己所不欲、勿施於人

  • 読よみ: おのれのほっせざるところ、ひとにほどこすことなかれ
  • 現代げんだい訳やく: 自分じぶんがされて嫌いやなことは、人ひとにもしちゃダメだよ。

仁者愛人

  • 読よみ: じんしゃひとをあいす
  • 現代げんだい訳やく: やさしい心こころの人ひとは、みんなを大切たいせつにするよ。

克己復礼為仁

  • 読よみ: おのれにかちれいにかえるをじんとなす
  • 現代げんだい訳やく: 自分じぶんの わがままを おさえて、みんなと なかよくするのが やさしさだよ。

仁遠乎哉、我欲仁、斯仁至矣

  • 読よみ: じんとおからんや、われじんをほっすれば、ここにじんいたる
  • 現代げんだい訳やく: やさしい心こころは遠とおくにあるんじゃない。やさしくしようと思おもえば、すぐにやさしくなれるよ。

🪞 自分じぶんを見直みなおすことについて

吾日三省吾身

  • 読よみ: われひにみたびわがみをかえりみる
  • 現代げんだい訳やく: 毎日まいにち、自分じぶんのことを3回かい振ふり返かえってみよう。

見賢思齊焉、見不賢而内自省也

  • 読よみ: けんをみてはこれにひとしからんとおもい、ふけんをみてはうちにじしょうす
  • 現代げんだい訳やく: すごい人ひとを見みたら「あんな風ふうになりたい」と思おもって、よくない人ひとを見みたら「自分じぶんは大丈夫だいじょうぶかな」と考かんがえよう。

過則勿憚改

  • 読よみ: あやまちてはすなわちあらたむるをはばかることなかれ
  • 現代げんだい訳やく: 間違まちがえたら、恥はずかしがらないで すぐに直なおそう。

💪 心こころの強つよさについて

仁者不憂、知者不惑、勇者不懼

  • 読よみ: じんしゃうれえず、ちしゃまどわず、ゆうしゃおそれず
  • 現代げんだい訳やく: やさしい心こころの人ひとは心配しんぱいしない、賢かしこい人ひとは迷まよわない、勇気ゆうきのある人ひとは怖こわがらない。

士不可以不弘毅

  • 読よみ: しもってこうきならざるべからず
  • 現代げんだい訳やく: りっぱな人ひとになるには、心こころを大おおきく強つよく持もたなければいけないよ。

歳寒然後知松柏之後凋也

  • 読よみ: さいかんにしてしかるのちに、しょうはくのおくれてしぼむことをしる
  • 現代げんだい訳やく: 寒さむい冬ふゆになって、松まつや柏かしわの木きが最後さいごまで青みどりでいることがわかる。本当ほんとうに強つよい人ひとは、困こまったときにわかるんだ。

⚖️ 正ただしいことについて

見義不為、無勇也

  • 読よみ: ぎをみてなさざるは、ゆうなきなり
  • 現代げんだい訳やく: 正ただしいことだとわかっているのに やらないのは、勇気ゆうきがないということだよ。

君子喩於義、小人喩於利

  • 読よみ: くんしはぎにさとり、しょうじんはりにさとる
  • 現代げんだい訳やく: いい人ひとは「何なにが正ただしいか」を考かんがえて、よくない人ひとは「何なにが得とくか」ばかり考かんがえる。

不義而富且貴、於我如浮雲

  • 読よみ: ふぎにしてとみかつたっときは、われにおいてふうんのごとし
  • 現代げんだい訳やく: 正ただしくないことをして お金持かねもちになったり 偉えらくなったりするのは、雲くものように意味いみがないことだよ。

🗣️ 言葉ことば・話はなし方かたについて

君子訥於言而敏於行

  • 読よみ: くんしはげんにとつにして、こうにびんなり
  • 現代げんだい訳やく: いい人ひとは おしゃべりじゃないけれど、行動こうどうは早はやいよ。

巧言令色、鮮矣仁

  • 読よみ: こうげんれいしょく、すくなしじん
  • 現代げんだい訳やく: 上手じょうずに話はなして いい顔かおをする人ひとに、本当ほんとうにやさしい人ひとは少すくないよ。

言必信、行必果

  • 読よみ: げんかならずしん、こうかならずか
  • 現代げんだい訳やく: 言いったことは必かならず守まもって、やると決きめたことは必かならずやり遂とげよう。

👨‍👩‍👧‍👦 家族かぞく・親おやについて

父母在、不遠遊

  • 読よみ: ふぼざいすれば、とおくあそばず
  • 現代げんだい訳やく: お父とうさん・お母かあさんが元気げんきなうちは、遠とおくに行いかないようにしよう。

父母之年、不可不知也

  • 読よみ: ふぼのとし、しらざるべからず
  • 現代げんだい訳やく: お父とうさん・お母かあさんの年齢ねんれいは、ちゃんと覚おぼえておこうね。

孝弟也者、其為仁之本與

  • 読よみ: こうていなるものは、それじんのもとか
  • 現代げんだい訳やく: 家族かぞくを大切たいせつにすることが、やさしい心こころの始はじまりだよ。

🎯 目標もくひょう・努力どりょくについて

譬如為山、未成一簣、止、吾止也

  • 読よみ: たとえばやまをつくるがごとく、いちきをなさずして、やむは、われやむなり
  • 現代げんだい訳やく: 山やまを作つくるとき、あと一杯いっぱいで完成かんせいなのに やめちゃうのは、自分じぶんが やめたからだよ。

欲速則不達

  • 読よみ: はやからんとほっすればすなわちたっせず
  • 現代げんだい訳やく: 急いそいでやろうとすると、うまくいかないよ。

知者不惑、仁者不憂、勇者不懼

  • 読よみ: ちしゃまどわず、じんしゃうれえず、ゆうしゃおそれず
  • 現代げんだい訳やく: 本当ほんとうに賢かしこい人ひとは迷まよわない、やさしい人ひとは心配しんぱいしない、勇気ゆうきのある人ひとは怖こわがらない。

これらの教おしえは、小学生しょうがくせいでも日常生活にちじょうせいかつで実践じっせんできる、とても大切たいせつな人生じんせいの知恵ちえですね!